イオン売上高初の10兆円 25年2月期、営業利益も最高
イオンは10日、2025年2月期の連結営業収益(売上高に相当)が前期比5%増の10兆円になる見通しだと発表した。セブン&アイ・ホールディングスに続き、国内小売業では2社目の10兆円の大台に到達する。連結営業利益は前期比8%増の2700億円の見込みで最高益を更新する。プライベートブランド(PB)の好調が続くほか、在庫効率化など小売部門の構造改革も奏功する。
同日発表した2024年2月期の連結決算は、売上高にあたる営業収益が前の期比5%増の9兆5535億円、営業利益は20%増の2508億円だった。都市部を中心に展開する小型スーパーが好調だった。メーカー品が高止まりする中でイオンは23年9月と12月にPBを計60品目値下げし消費者の節約志向を取り込んだ。総合スーパー(GMS)は食品が好調だったほか、在庫や物流網の効率化なども寄与した。
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)