北朝鮮が弾道ミサイル、日本のEEZ外に落下推定 防衛省
防衛省は14日、北朝鮮が午後2時53分ごろ、北朝鮮内陸部から北東方向に弾道ミサイルを1発撃ったと発表した。最高高度はおよそ50キロ以上で少なくとも500キロほど飛んだ。朝鮮半島の東岸付近の日本海上に位置する日本の排他的経済水域(EEZ)外に落ちたと推定した。
韓国軍合同参謀本部は約1000キロメートル飛翔したと推定し、中距離級と分析した。首都平壌の一帯から日本海に向けて撃った。米国や日本の当局と関連する情報を緊密に共有したと明かした。
中距離弾道ミサイルの射程は通常3000〜5500キロメートルほどで、北朝鮮から日本全土や米領グアムが入る。韓国軍は「米国、日本と協力して細部の分析をしている」と説明した。
岸田文雄首相は能登半島地震の被災地を視察後、石川県庁で記者団に対応について話した。①情報収集・分析と国民への迅速・的確な情報提供②航空機や船舶の安全確認の徹底③不測の事態に備えた万全な態勢の確保――の3点を政府内に指示した。
在京の林芳正官房長官と電話で情報を共有し対応に万全を期すよう伝えた。政府は国連安全保障理事会決議に違反し国民の安全に関わるとして北朝鮮に抗議し非難した。