ファストリ純利益27%増 23年9〜11月、中国回復で
ファーストリテイリングが11日発表した2023年9〜11月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比27%増の1078億円だった。同期間として2年ぶりの増益となった。前年の「ゼロコロナ」政策による店舗休業の影響がなくなり中国事業が回復した。急激な為替の円安による仕入れコストの上昇が一服し、採算も改善した。
売上高にあたる売上収益は13%増の8108億円、営業利益は25%増の1466億円だった。新規出店を加速する海外のユニクロ事業が大幅な増収増益となり、けん引した。国内ユニクロ事業では、秋冬商品の一部値上げが浸透し、客単価の上昇が客数の減少を補った。