能登半島地震、死者202人安否不明102人 災害関連死も
能登半島地震は9日、石川県内で確認された死者が202人になった。このうち6人は災害関連死としており、認定は初めて。連絡が取れない安否不明者は同日午後2時時点でなお102人。被災地では約400の避難所に約2万6千人が身を寄せている。
石川県によると、自治体別の死者は珠洲市91人、輪島市81人など。このうち珠洲市の6人が災害関連死としている。被災地では倒壊した家屋で警察や消防などによる救助活動が続いている。
寸断された道路の復旧作業も難航している。9日午後時点で甚大な被害が出ている輪島市や珠洲市を中心に県内22地区で少なくとも3123人が孤立状態となっている。電気や水道など生活インフラの復旧も途上で、9日午後2時時点で県内約1万5千戸が停電。輪島市や珠洲市など12市町の約5万9千戸で断水が続いている。
避難所では低体温症や感染症などへの注意も必要となる。
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(更新)
2024年1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震が発生。気象庁は約4時間にわたり大津波警報を発令し、日本海側の広い範囲に津波が到達しました。各地の被害状況など最新ニュースをお届けします。
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