ハマス、人質25人を解放 戦闘休止合意を履行
【ドバイ=福冨隼太郎】イスラム組織ハマスは24日、人質として拘束していた25人を解放した。エジプト政府などが明らかにした。現地報道によると、イスラエル国籍の13人がエジプトに入った。これに加えてタイ国籍の12人も解放された。同日から始まった4日間の戦闘休止の合意に基づいたもの。
タイのセター首相も同日、SNSで自国民12人が解放されたと明らかにした。
イスラエルによると、解放された人質は受け入れ場所で医療措置を受けた後、病院に移送され家族らと再会することになる。
イスラエルとハマスの交渉を仲介したカタール政府は、4日間の戦闘休止期間にパレスチナ自治区ガザから計50人の人質が解放されるとしている。中東の衛星放送局アルジャズィーラはカタールが双方が合意内容を履行しているかの監視を担うと報じた。
イスラエル首相府は23日、解放予定の人質のリストを入手し、家族に連絡を取っていると明らかにした。
イスラエル側は同国に収監しているパレスチナ人150人の釈放を進める。女性や未成年者が中心となる見通しだ。燃料や人道支援物資のガザへの搬入も始まった。米CNNによると、少なくとも90台のトラックがエジプトとガザ境界のラファ検問所からガザ側に入った。
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)
パレスチナのイスラム組織ハマスが2023年10月7日、ロケット弾や戦闘員の侵入によってイスラエルへの大規模な攻撃を仕掛け、イスラエルが報復を開始しました。最新ニュースと解説記事をまとめました。