東芝、上場廃止へ 臨時総会で株式併合など議案承認
東芝は22日、臨時株主総会を開き、株式の非公開化に向けた株式併合や定款変更などの議案を諮り賛成多数で承認された。日本産業パートナーズ(JIP)と国内企業によるTOB(株式公開買い付け)に応募しなかった株主の株式を強制的に買い取り、東芝は12月20日に東京証券取引所への株式上場が廃止になる。
株式併合の議案承認を受けて東証は同日、東芝株の上場廃止を決定した。11月22日から12月19日まで整理銘柄に指定される。東芝は不正会計や巨額損失、アクティビスト(物言う株主)との対立など経営の混乱が長引いた。JIPは総額2兆円を投じて8〜9月にTOB(株式公開買い付け)を実施した。東芝は株主をJIPに一本化し、投資ファンド傘下で再建を目指す。
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