東京都、損保3社を直接調査へ 保険契約の談合疑惑で
損害保険大手が企業保険の保険料を事前調整していた問題で、東京都は5日、損保大手3社に事実関係の報告を求める通知を出した。公用車の自動車保険の競争入札などで談合の疑いが浮上しているため。事実関係を確認し、契約相手として不適当だと判断すれば指名停止処分を出したり注意喚起したりする。
都のほか警察庁の保険契約でも談合疑惑が浮上している。不適切な行為が企業向けだけでなく自治体や行政機関との契約でも広がっ...
企業向け損害保険の見積もりなどでカルテルを結んだ疑いが強まったとして、公正取引委員会は2023年12月19日、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険、損害保険ジャパン、あいおいニッセイ同和損害保険の損害保険大手4社などに独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで立ち入り検査しました。金融庁も同月26日、4社に業務改善命令を発出。今後は公取委による問題の実態解明や、業界慣行の是正に向けた金融庁の対応などが焦点となります。