日本、サモア下し2勝1敗 ラグビーワールドカップ
【トゥールーズ(フランス)=谷口誠】ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会は28日、トゥールーズで1次リーグD組の1試合が行われ、日本がサモアを28-22で下した。2勝1敗で勝ち点を9に伸ばした。サモアは1勝2敗で勝ち点6。
日本は前半、フランカーのラブスカフニ(東京ベイ)のトライで先制。3点を返された後、SO松田(埼玉)のPGやフランカーのリーチ(BL東京)のトライで点差を広げ、17-8で折り返した。
後半はナンバー8姫野(トヨタ)のトライや松田のPGで得点。サモアに2トライを返されたが逃げ切った。
当初先発メンバーに登録されていたSH流(東京SG)は欠場した。コンディション調整を理由に、27日にトゥールーズで行われた前日練習には参加していなかった。SHは控えで登録されていた斎藤(東京SG)が今大会初先発した。
2大会連続の決勝トーナメント進出を目指す日本は10月8日に1次リーグ最終のアルゼンチン戦に臨む。
日本、最終戦で勝てば決勝トーナメント進出
28日の日本―サモアを終えて、1次リーグD組は3連勝のイングランドの決勝トーナメント進出、3連敗のチリの敗退が決定した。1勝1敗のアルゼンチンは30日にチリと対戦するが、この結果にかかわらず、日本は10月8日のアルゼンチン戦で勝てば無条件で2大会連続の決勝トーナメント進出が決まる。
日本―アルゼンチンが引き分けの場合、日本のみが4トライ以上を奪うとボーナス点1を含む勝ち点3を得て通算勝ち点12となり、アルゼンチンとサモアをしのいで日本が決勝トーナメントに進出する。
日本とアルゼンチンが引き分け、同数の勝ち点を得る場合はアルゼンチン―チリの結果次第となる。アルゼンチンがチリに3トライ以下で勝利の場合は、勝ち点で上回る日本が決勝トーナメントに進出。アルゼンチンが4トライ以上の勝利で勝ち点5を得ると通算勝ち点が日本と並び、得失点差の勝負となる。
アルゼンチンのみがボーナス点を得て日本と引き分けた場合、アルゼンチン―チリの結果次第では日本の敗退の可能性がある。
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