東海道新幹線、15日に名古屋―新大阪で終日運転取りやめ
JR西は在来線の一部区間で終日計画運休
強い台風7号の接近に伴い、JR東海は13日、東海道新幹線を15日の始発から最終列車まで名古屋―新大阪間で運転を取りやめると発表した。東京―名古屋間は大幅に運転本数を減らし、普通車の全車両を自由席とする。
14日と16日は計画運休を実施しないものの「長時間の運休や急な運転見合わせがあり得る」としている。
JR西日本は13日、山陽新幹線の新大阪―岡山間で15日に計画運休を実施する可能性があると発表した。岡山―博多間も台風の影響次第で運休や遅れが生じる場合がある。
在来線は近畿圏の一部区間で15日の始発から終日計画運休する。京都、新大阪と関西空港をつなぐ特急「はるか」などに加え、東海道線・山陽線の京都―西明石間の新快速などの運転を取りやめる。京都―西明石間の普通列車は運行する。14日に一部の特急の運転を見合わせるほか、16日も一部区間で計画運休する可能性があるという。
JR東日本の各新幹線や在来線でも遅れや運休が発生する恐れがある。
お盆休みを故郷や観光地で過ごす人のUターンラッシュのピークは東海道新幹線が13日、東北新幹線や上越新幹線が15日の予想となっている。今後の台風の進路や被害の状況次第で交通網への影響が大きくなる可能性がある。
日本航空は13日午後8時時点で、15日に近畿などを発着する240便の欠航を決めた。約2万5千人に影響する。
東日本高速道路と中日本高速道路は通行止めを実施する可能性があるとして、事前に最新の情報を確かめるよう求めている。
気象庁によると、強い台風7号は猛烈な風を伴って近畿や東海地方に接近し、15日ごろ上陸する見込み。同庁は土砂災害や河川の氾濫に警戒を呼びかけている。