ファストリ営業最高益3700億円 今期、販売増で上方修正
ファーストリテイリングは13日、2023年8月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期比24%増の3700億円になりそうだと発表した。21%増の3600億円を見込んでいた従来予想から100億円上方修正し、最高益を見込む。新型コロナウイルス禍後に外出需要が増え、国内で「エアリズム」などの機能性衣料や外出着の販売が好調に推移する。東南アジアや中国を中心に海外事業も伸長する。
売上高にあたる売上収益は19%増の2兆7300億円を計画する。従来予想から500億円上方修正した。秋冬商品に続いて春夏商品の一部を値上げし、客単価が上昇している。「ゼロコロナ」政策の転換で中国事業も復調する。純利益は5%減の2600億円。従来予想から200億円上方修正した。