原発処理水8月にも放出へ 政府、IAEA報告書受け調整
・福島第1原発の処理水、海洋放出時期が具体化
・政府、地元や周辺国に安全性を説明へ
・増え続けた貯蔵タンクが不要になれば廃炉作業が進展
政府は8月にも東京電力福島第1原子力発電所の処理水を海洋放出する調整に入る。国際原子力機関(IAEA)が計画について「IAEAの安全基準に合致している」と結論づける報告書を公表したのを踏まえ、地元や周辺国に説明する。
岸田文雄首相は4日、首相官邸...
東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出が始まりました。放射性物質トリチウムの処理水1リットルあたり濃度が国の安全基準の40分の1(1500ベクレル)未満であることを確認して放出。政府と東電は風評被害を防ぐため監視データを定期的に公表し、国内外に安全性を示します。周辺国では韓国政府が一定の理解を示す一方、中国は水産物輸入を全面停止するなど反発を強めています。
原発処理水とは(2023年8月23日掲載) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA223OR0S3A820C2000000/