日経平均、一時3万3000円台 輸出株買われ33年ぶり高値
13日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続伸し、一時600円超高となり心理的な節目の3万3000円台に乗せた。取引時間中としてはおよそ33年ぶりとなる。前日の米株式市場でハイテク株が買われた流れを引き継ぎ、輸出関連銘柄中心に買いが入った。
アドバンテストが一時前日比5%高、東京エレクトロンが一時5%高となるなど、半導体関連株が相場を押し上げた。トヨタ自動車など自動車関連銘柄の上昇も目立った。
岡三証券の松本史雄チーフストラテジストは「米国のハイテク主導の動きのほか、国内で衆院解散・総選挙の観測なども加わり、株高に勢いが出てきた」と語る。
中国の経済再開後の回復の鈍さを受けて、海外の投資マネーが日本株に流れているとの見方もある。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の古川真チーフ・ポートフォリオストラテジストは「中国株が下げると日本株が上がるという傾向がここ数週間強まっている」と指摘する。