東海道新幹線、東京―名古屋の運転終日取りやめ 大雨で
JR東海は2日午後7時半ごろ、大雨の影響で東海道新幹線の東京―名古屋間の上下線で運転を終日取りやめると発表した。同社によると、愛知県内などで雨量が規制値に達した。
3日の運行計画は同日午前5時ごろに発表を予定する。始発から午前中にかけて東京―名古屋間で運転を見合わせる可能性がある。名古屋―新大阪間は始発から本数を減らして運行する方針という。
JR東海によると、東海道新幹線は2日午後10時半までに上下あわせて176本が運休した。遅れが上下41本以上で発生し、最大で8時間ほどに及んだ。運休列車を除く影響人員は約3万4000人。同社は2日夜、宿泊先が見つからない乗客を対象に新幹線を「列車ホテル」として開放することを決めた。
JR西日本によると、山陽新幹線は2日午後、東海道新幹線との直通運転を終日中止した。一部の列車で運転を取りやめ、一部区間で遅れが生じた。3日は始発から通常通りの運行を予定する。東海道新幹線の運行状況によっては一部で遅れや行き先の変更が発生する可能性があるという。