米債務上限停止法案、下院で可決 デフォルト回避に前進
【ワシントン=高見浩輔】米連邦議会下院は31日夜(日本時間1日午前)、米政府の債務上限を停止する法案を可決した。上院も可決すればバイデン大統領が署名して成立する。債務不履行(デフォルト)の回避に向け、大きな前進となった。
法案の名称は「財政責任法案」。バイデン米大統領と共和のマッカーシー下院議長との合意により法案化された。今後2年間の歳出を削減することなどを条件に、債務上限の効力を2025年1月...
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米連邦政府が発行できる国債などの総額は法律で定められており、これを債務上限と呼びます。国債の元本償還や利払いに回す資金が調達できず債務不履行(デフォルト)に陥る懸念が高まっていました。デフォルト回避には米議会の承認が必要になります。